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ルイス・カーン「エシェリック邸」
2019.4.5

名作住宅トレース、今回はルイスカーンの「エシェリック邸」
明快なコンセプトとプラン、抽象画のような美しい佇まい。
何度も写真集を眺めている大好きな住宅です。

プランは1、2階とも西側から4分割にゾーニングされており、カーンの言う
「サーバントスペース」(仕えられる空間)「サーブドスペース」(仕える空間)
が交互に並ぶ構成。
またカーン独特のFIXガラスの「見るための窓」開閉木戸の「通風の窓」を
組み合わせる開口部もこの住宅で完成したとの事、
「通風の窓」は雨掛かりを避け引っ込むため堀の深い印象的な外観が生まれます。

断面を見ると高さはずいぶん小ぶりなサイズ、最高高さが6m程度
実際に眺めるととても良いスケール感なのでしょうね。
また階段も見どころ満載(笑)、手摺と柱、壁と木板、柱と木板、
各パーツの接合部が丁寧に納まっておりこうした細かいディテール
が凛とした美しい空間を支えているのですね。
いつか実際の空間を体感してみたいです!

Category
ルイス・カーン手描きスケッチ
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