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「老建築家の歩んだ道」松村正恒
2018.8.27

八幡浜の「日土小学校」の簡素で清廉な空間にこころを打たれ、
設計者の村松さんの思想を知るべく本を読みました。
建築そのものでなく、その建築で人の暮らしのなにを支える事が
できるのかを考え続けた方。
質実で毅然とした文章と、落語のような遊び心に満ちた文章が混
在していて、日土小学校の凛とした佇まいと図書室の茶目っ気の
ある空間はやはり松村さんの人柄があらわれているのだなぁ、と
実感しました。

腰を据えて、骨身を惜しまずまっとうな建築を設計する。

原点を忘れないよう、ときおり読み返すべき本となりました。

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