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フランク・ゲーリー 建築の話をしよう
2017.11.13

アメリカの建築家、フランク・O・ゲーリーの本を読みました、
内容はゲーリーの生い立ちや、プロジェクトについて考えていた事
がインタビュー形式でじつにフランクに書かれています。
ゲーリーの代表作といえば「ビルバオのグッケンハイム美術館」
チタンで覆われたうねるような外壁面は誰もがアッと驚く建築。
このような建物を実現できる人なのだから、自分のエゴを振りまく(笑)
押しの強い切れ者建築家!というイメージを持っていました。

ところがこの本を読んでゲーリーのイメージがだいぶん変わりました、
過去の物件の雨漏れなどについて質問が及ぶと明らかに動揺してがっくり
きている様子や、インタビューの途中で突然黙り込み
「ぼくが死んだら、思ったよりもいい奴だったと気づいてもらえるだろうか」
と発言してみたり、まるでウディ・アレンのよう。
”気難しがりのちょっとかわったマイペースな男の子”(笑)といったイメージ、
こういったゲーリーのパーソナリティーが理解できると”ぶっとんでる建築”
のイメージがスッと消え、ゲーリーの持つ愛らしさやユーモアが見えて来ます。
写真のイメージが圧倒的過ぎてあまり好きになれなかった建築家でしたが実作
をぜひとも見たくなりました!

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