ブログ

「集いと円いを語る」
2017.10.11

建築家、中村好文さんとミナペルホネンの皆川明さんの講演会へ、
お二人が自然体楽し気にお話されていたのが印象的でした。
後半は会場からの質問に答える形式で進んだのですが、
「粒あんとこしあんどちらが好きですか?」などという質問もありまるで
ラジオのお便りコーナーを聴いているよう(笑)
そんな質問への回答の中でいくつか印象に残ったものがあります。
中村好文さんへの
「生活には泥臭い面もあると思いますが、設計する上でどのようにお考え
ですか?」
というような質問に対して好文さんが
「生活には必ずそういう面がある、だからこそそこらへんも含めて解決
しようとする事が設計者の役割でそれが生きがいと思えないと設計者と
しての資格がないのでは」
また皆川さんへ
「自分の目標を達成するためにどのような事を心掛けたら良いですか?」
という質問に対し皆川さんが
「まさにそれが答え、常に心掛ける事、そのための特別な準備はしないで
普段からいつも心がける、普段こそ大切だと思います。」
とお話されていました、穏やかな口調で訥々と話されるのですがとても深
い言葉だなぁと感じ入りました。
好文さんも皆川さんも自分の軸をしっかりと持った上で、焦らず一歩一歩
独自のスタイルを築いてきた方、こんな年の重ね方が出来たら素敵な大人
になれますね。

Category
3人の建築家
Tag

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。