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2018.3.28

ル・コルビュジェのアトリエから帰国した前川國男の処女作、
真っ白な四角い建物、横長の水平窓、ピロティなどコルビュ
ジェの影響を各所に感じる事ができます。

玄関ポーチから見上げるとコルビュジェカラーの軒裏が

昔の会議室は現在は前川さんのミニギャラリーとなっています。

かつては岩木山を望んだ横長の水平窓、窓の金物が可愛らしいです。
雪国でのフラットルーフだったため屋上がプール状になりずいぶんと
雨漏りに悩まされたようですが、いまだにこうして大切に使われ続け
ているのは建築冥利につきますね。

前川國男27歳の作品、コルビュジェの教えをもとにこれから世に羽ば
たいてゆこうという青年建築家の清々しさを感じる建物でした。


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その他
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2018.3.24

弘前市内にある前川國男の建築巡礼、まずは1964年に竣工した弘前市
民会館へ。
敷地に着くとまずその存在感に圧倒されます。
建物を2つのボリュームに分け廊下で結ぶという前川さんの得意とす
る手法でまとめられています、開口部の少ないマッシブな2棟と吹き
さらしの明るい廊下部分の対比が印象的です。

窓の部分をへこます事で雨掛かりを防ぐとともに立面に深い陰影
を生み出しています、古典的で骨太な佇まいはどこかルイス・カ
ーンの建築を彷彿とさせます。
コンクリートも型枠の跡が残りますがコルビュジェのような荒々
しさはなくとても緻密で美しい表面でした。

市民会館のすぐ後ろに建つ「弘前市立博物館」1976年竣工、前川
さん後期の建物です。
青空と緑を背景に茶色い打ち込みタイルがとても映えますね、
市民会館の圧倒的なボリュームに比べこちらは小ぶりで親近感の
湧く建物。
弘前市内にある前川さんの建物を巡ってゆくと設計スタイルの変
遷を追ってゆくようでとても興味深いです。
ただどの建物をみても全身で建築にぶつかってゆくぞ!!という
姿勢・気概が伝わり、前川さんのお人柄を感じる事ができます。


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その他
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2018.3.22

青森県黒石市の「こみせ通り」を散策
雁木造りといわれる木造のアーケードが道路と並行して
伸びてゆきます。

柱と柱の間に板を落とし込み、冬季に雪が歩道へ入ってこない
仕組み、面白いのがこのアーケード部分は私有地で管理も各戸
が行っているという事。
自分の敷地を街へみんなで”おすそわけ!!”
街の中の公用地と私有地の間にある不思議なな空間、こういう
あいまいな場所がみんなの居場所となり、居心地の良い風景が
生まれていくのですね。


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その他
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2018.3.17

著名な建築家のドローイング集、時代とともにドローイングの
表現方法が変化してゆくのが良く分かります。
完成品のような隅々まで繊細に表現したドローイングももちろ
ん素晴らしいのですが、なぐり書きのような迷いながら線をな
んども重ねたようなドローイングにこころ惹かれます。
建築家はきびしい法規や予算の事は一度頭の隅に押し出して(笑)
白い用紙の上に自分の思う建築を自由に描き出しているこの時間
が一番楽しいのでしょうね。


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2018.3.14

水戸芸術館の展示会「ハロー・ワールド」を見に行きました。

SNSなどで広がる情報化社会への不安・不信感を表現した作品が
多く決して楽しい展示ではありません、それはそのまま僕自身
が抱えている社会への不安や不信を繋がっているのだろうと思
いました、なかなか重たい展示会です。


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その他
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2018.3.12

週末に家族で家族で偕楽園へ「夜梅まつり」に行きました。
偕楽園の梅の木や竹林などが幻想的にライトアップされていて
多くの人でにぎわっていました。

夜の闇に浮かぶろうそくや提灯の火を眺めているとなにか懐か
しい思いが浮かんできます。
このあと吐玉泉近くの屋台で升酒を頂きました、お酒を飲みな
がら夜の梅の香りを楽しむ、なんとも贅沢な時間でした。


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その他
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2018.3.9

東京芸術学舎の授業の際に泊まったImano Tokyo Hostel
今の東京の文化に触れてもらうというコンセプトの宿。
インテリアもすっきとした居心地の良い宿でした。ビジネス
ホテルも安眠できて良いのですが、外国人のバックパッカー
にまぎれて朝食プレートを食べコーヒーをすすっているとな
んだか自分も異国の旅行者の気分になってくる(笑)
こういった力の抜けた緩い場所が街に点在していくと居心地
のよい街になりますね。


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手描きスケッチ
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2018.3.7

岩井俊二監督「四月物語」
春が近づいて来るとなぜだか見たくなる映画、時間も
短くサラッとした映画なのですが、自分が学生だった
頃の記憶や街の空気感を思い出させてくれます。
松たか子さんの初々しい演技が素晴らしいです。


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映画・絵画
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2018.3.5

沖縄建築ツアーで一番楽しみにしていた「銘苅家住宅」へ
軒先H=2100というものがどういう佇まいなのか楽しみです。

銘苅家のある伊是名島へはフェリーで向かいます。

フェリーを降りてバスに乗りやっとこ着いた「銘苅家住宅」
左側の石垣は招き入れるような曲面となっており、母屋の軒
先が雁行する様子はレストランのウエイターがどうぞこちら
へ!と手を差し出しているかのよう(笑)
カチッとした「中村家」よりもくだけたアプローチです。

なんといっても心地よかったのがこの雨端の縁側、座った時
の軒先の低さ、道路側の石垣との関係も絶妙で一度座るとな
かなか立上れません。

平面をトレースすると構成は「中村家」とほぼ一緒、ただ屋根伏せ
を掛けてみると「識名園」や「中村家」はところどころ無理してる
な(笑)という場所があったのですが、銘苅家は屋根の斜め45度の線
がきれいに柱の上に乗ってきます。
この佇まいは骨格の美しさも関係があるのだなぁ・・と感じ入りま
した。

つづいて立面と断面、
石垣、防風林のフクギ、低く雁行する軒先ラインがきれいに重なり
あい環境に馴染んだ立面となっています。
また特に気になった雨端部分の断面寸法、イラストに描いた青の
点線ラインが「中村家」雨端部分の外形。
やはり「銘苅家」の雨端は高さ、横幅ともグッと抑えられとても
親密なスケール感になっているのが良く分かります。

ちなみに北側も奈良の「新薬師寺」のような大らかで伸びやかな
外観でした。

やっと見学できた「銘苅家住宅」思ったよりも低いという感じ
ではなく「ちょうど良い」というプロポーションでした。
また「銘苅家」「中村家」を続けて見学できたため同じ構成を
とっていても外構えの計画や高さの寸法の抑え方でここまで印
象が変わるのだなぁ・・と実感しました。
とても実測スケッチ甲斐(笑)のある建物に出会えた沖縄ツアー、
設計に迷った時はまた訪れたい場所となりました。


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手描きスケッチ
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2018.3.2

「金沢」などの小説で有名な吉田健一さんのエッセイ。
吉田さんがカタカタと汽車に揺られながらお酒を飲んでいる場面など
読んでいると体がムズムズしてきます。
自分もどこか遠くへふらりと(お酒とともに)・・・
などと思ってしまいます(笑)
吉田さんの文章にかかると駅の立ち食いソバでさえもとても魅力的に
なるのはなぜなのでしょうか、列車の旅のおともにお薦めの本です。


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