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2017.12.4

過去に薪ストーブのあるお家を設計した事はあるのですが、
ペレットストーブを入れたのは始めてでした。
僕が感じた薪ストーブとペレットストーブの違いについてまと
めてみます。
まずポピュラーな「薪ストーブ」について、良い点はなんとい
っても薪が燃えるワイルド感(笑)、パチパチと燃える炎の音や
ほんのりと香る木の匂い、火を眺めていると縄文人の感覚と直
接つながるような本能に訴えかけるものがあります。
逆に難しい点としては煙突の煙と薪の確保があります、薪スト
ーブではある程度は煙突から煙がでてしまうので密集した市街
地などではご近所への心配りが必要です。
また薪は思ったよりも量が必要なので、休日の薪集めや薪置き
場の確保など手間をかける事が必要になります。
「ペレットストーブ」は今回はじめてなのですが良い点はとて
も気軽な事、着火の方法はダイヤルを捻るだけですし、燃料の
ペレットはホームセンターなどで購入できます。ペレットは圧
縮されているため置き場をとらず、煙もほとんどでないのでお
隣への気遣いが減ります。
難点はデザインとワイルド感、デザインについては派手なもの
が多かったのですが最近は簡素なデザインのものも増えてきて
いるので大丈夫、ワイルド感については火の見えるFF式ファン
ヒーターなので薪の火に比べるとやはり「少しおとなしい制御
された炎」という印象があります。

伸びやかな敷地でワイルドな暮らしをイメージされているのな
ら「薪ストーブ」
密集した市街地で、薪集めなどあまり手間を掛けられず気楽に
楽しみたいなら「ペレットストーブ」
といった感じでしょうか。
ただどちらにせよ「火のある暮らし」はとても魅力的だなぁ・・
と感じました、今後も自分の感じた事を書いてゆきたいと思います!

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春霞の家現場ブログ
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