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2017.9.27

建築界のトップランナー伊東豊雄さんと「アースダイバー」を書かれた
中沢新一さんの本。
伊東さんの建物は安藤さんの打ち放しコンクリートのような決め技がな
く、時代によって揺れながら手探りをするように変化しているという印
象があります。
本の中で
(ずっと「流れるもの」「流動しているもの」に惹かれていた)
(もっと柔らかいものを表現したいと思っているのだけれど(建物が)出
来てしまうと「ああ、やっぱり形になっちゃった」と・・・)
というセリフが書かれているのですが、いかにも伊東さんらしいなぁと
感じました。
また中沢さんの
(「抽象能力」によって人間は飛躍したし、反自然を抱える事で飛躍した。
ただ「抽象能力」には限界がありものを考える時に必ずなんらかの平面
に行きあたってしまう、その限界の中にいる人間はいつも自分が自然の
中になにか平面を押し付けてしまっているのだと意識しない限り、自然
を抑圧してしまう事になる。)
という主張もとても興味深いです、もしかするとライトはここら辺の問題
を意識して乗り越えようとしていたのかなぁ・・などと思ってしいます。
秋の夜長にお勧めの一冊です!


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