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2017.9.29

緑に包まれた街として気になっていた双子玉川駅周辺を散策して来ました。
まずは高島屋さん方面へ、屋上庭園に上がるとここがヒビルの6階とは思えない
風景。木々も背の高いものが多く普通に公園ですね、さらに本館と別館がブリッ
ジで結ばれており、「天空の城ラピュタ」のよう。
ちいさい子供を連れたお母さん達がのんびりと過ごしている風景が印象的でした。

ここは高島屋前のバスの停留所、華奢な鉄骨のフレームから緑に潤いを与える
ためミストが噴出されています。こんな優雅なバス停留所だとのんびりしてバス
を逃してしまいそうです(笑)

道路の反対側のGAPや無印良品の複合店舗施設、ここもこれでもかと緑で建物
を覆っています。
高島屋の屋上から見渡すと駅周辺の街を緑が這うように連なって行く様子が
確認できて面白いです。

こちらは駅の反対側にある二子玉川ライズ、商業施設なのですが緑のボリューム
が半端ないです。今までこういった施設では緑は建物を引き立てる添景として使
われる事が多かったのですがここでは緑が都市施設に侵食しているという感じ、
「緑の逆襲」ですね(笑)

楽天さんのビルの前にも屋上庭園があるのですが、みんな芝生の上で夕暮れ時を
思い思いに過ごしています。緑をくぐり抜けてきた風も心地よく、流れる水の音、
リーンリーンと虫の音も聞こえてきます。
街を散策してみて一番印象的だったのがみんなが芝生の上にゴロリと寝転んでいて
それがとても楽しそうだった事。都市の生活で切り離された「土」へ触れるという
事がやはり本能として嬉しいのだろうなぁと感じました。
「緑・土・ゴロリ」これからの建築はこれですね!


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2017.9.27

建築界のトップランナー伊東豊雄さんと「アースダイバー」を書かれた
中沢新一さんの本。
伊東さんの建物は安藤さんの打ち放しコンクリートのような決め技がな
く、時代によって揺れながら手探りをするように変化しているという印
象があります。
本の中で
(ずっと「流れるもの」「流動しているもの」に惹かれていた)
(もっと柔らかいものを表現したいと思っているのだけれど(建物が)出
来てしまうと「ああ、やっぱり形になっちゃった」と・・・)
というセリフが書かれているのですが、いかにも伊東さんらしいなぁと
感じました。
また中沢さんの
(「抽象能力」によって人間は飛躍したし、反自然を抱える事で飛躍した。
ただ「抽象能力」には限界がありものを考える時に必ずなんらかの平面
に行きあたってしまう、その限界の中にいる人間はいつも自分が自然の
中になにか平面を押し付けてしまっているのだと意識しない限り、自然
を抑圧してしまう事になる。)
という主張もとても興味深いです、もしかするとライトはここら辺の問題
を意識して乗り越えようとしていたのかなぁ・・などと思ってしいます。
秋の夜長にお勧めの一冊です!


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2017.9.25

昨年から進めていた薬局さん新店舗の設計、土地を買い足すことができ
2階建てから平屋建てに変更しました。
こちらは駐車場からの立面、切妻屋根と庇が水平に走る伸びやかな外観。

薬局部分(大屋根)+店舗部分(小屋根)の単純な構成ですが一番の特徴
は雁行する庇のついた回廊部分、北側の庭を眺めて一息つけるスペースです。

病院や薬局に来る方ははなんらかの不調を抱えているはず、そんな方に回廊
のベンチに腰を掛け、緑の葉が揺れるのを眺めたり水盤に落ちる水の音を聴
いて心を落ち着けて貰えれば、そんな思いで計画しています。
正直にゆうと、今回の計画の主役は建物でなく庭かもしれません(笑)

待合室とカフェコーナーの内観パース、コンビニのような均一に明るい空間
ではなく間接光でやわらかく包まれるような照明計画としています。
実施設計でさらに詰めてゆきます!


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2017.9.20

建築家 内藤廣さんの奥様、鏡子さんが自邸での暮らしの様子や、内藤
さんの生き様をざっくばらんに書いた本。
建築家ではない視点から書かれたものだけに説得力があり、新鮮な発
見があります。
また奥さんから見て建築家の修羅場と孤独も描かれており、内藤さんの
説得力のある言葉の裏にはこのような経験が隠されていたのだなぁ・・
と感じ入りました。
とても読みやすく気取りのない文章なので専門外の方にもお勧めできる
本です!


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2017.9.18

「春霞の家」現場写真です、外壁の板張りが終わり塗装工事が始まっています。

内部は床暖房パネルの敷きこみ工事が始まっています。
大工さんは丸柱と壁の細かい納まり造作中、この細かい作業が竣工時の
空間の質に影響するので大切な作業です。

こちらはお風呂場のコーナー窓、角柱を抜く事で松林の眺望をパノラマ
で味わう事ができます。僕も完成したらお風呂に入ってみたいです(笑)


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春霞の家現場ブログ
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2017.9.15

建築の設計を始める時に「地盤調査」というものを行います。
調査会社が「地盤調査報告書」というものを作成してくれるのですがそこ
にかつての敷地の地形(台地、谷地など)や地層区分(沖積層、洪積層)
などが書いてありそれがなかなか面白いです。
地形については地名、〇〇台、〇谷、〇沼、とそのままリンクしいたり、
調査の参考資料がなんと古地図だったり(笑)
ぷっつりと歴史と縁が切れているような分譲地ですら、やはりかつて
の地勢の影響をいまだに受けているのですね。

そんな感覚が腑に落ちたのが最近読んだ中沢新一さんの「アースダイバー」
縄文時代の海抜の地図を現在の東京の地図にレイヤーのように重ねて東京
の街を読み解いてゆくという本。
東京という街は戦争の空襲の前後で街の記憶がプツリと断絶している印象
がありますが、街の土台である地形についてはいまだに縄文時代の記憶を
保持したままだというとても刺激的な内容。
街や歴史に興味のある方にはおすすめの本です!


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2017.9.13

群馬建築ぶらり旅、まずは白井晟一さん設計の「旧松井田町役場」
神殿のような外観から「畑の中のパルテノン」と呼ばれたようです。
緩い屋根と太い列柱、曲線を描くバルコニーという構成だけでかくも
豊かな建築になるんだなぁ~ となんだかにやけてしまいました(笑)
白井さんの建築は渋谷の「松涛美術館」のようにコテコテのものも多
いのですが、浅草にある「善照寺本堂」やこの松井田町役場は装飾が
抑えられすがすがしい印象すらします。
やはりプロポーションの感覚が研ぎ澄まされた建築家だったのだなぁと
感じました。

次は磯崎新さんの「群馬県立近代美術館」キューブを基本要素
として組み上げていった建築です。
残念ながら展示の模様替えのため内部は見学できませんでした。

キューブの下の中2階のような外部テラスへ上ってみると天井
がグッと低くなっています。
早速実測すると2m5cm、谷口吉生さんやフランクロイドライト
のエントランスなどもグッと天井が低く抑えられている事が多い
ですが2mちょい、これくらいが本能に訴えかける(笑)寸法なの
かもしれません!


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2017.9.11

設計監理をしている現場周辺の気象状況(温度・湿度など)や
建物内部の環境を測る良い測定器が欲しいなぁと思っていたの
ですが、たくさんあって分からない(笑)
そこで環境に詳しい設計仲間の川端さんに相談!
おすすめ頂いたのがこのネタトモウェザーステーション、
デザインもスッキリしていてカッコイイです。
建築の設計者が建物のポロポーションや素材などはもちろんの
事、温度や湿度、照度や風速などなかなか捉え難いものまで想
定して設計をできたらそれは素晴らしい事。
自分の体に沁み込ませるためにも環境実測(笑)も頑張ります!


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2017.9.9

春霞の家に計画した松林を眺める半屋外空間。
ファイヤープレイス、水盤を設置し、「火」と「水」と「木」を楽し
める場所としています。
あとはベンチを置いて・・・と考えていたのですが、別荘のような使
い方をするので置き式のベンチでは人のいない時ポツンと家具が外に
ひとりぼっち(笑)それでは心許なかろうと固定式のベンチを設計しま
した。
床材と同じ白河石とピーラーを組み合わせたシンプルなもの、今まで
あまり力を入れて屋外空間の設計をするチャンスはなかったのですが、
やってみると「愉しみ」のための設えが多いためかとても楽しいです。
半屋外空間の設計、今後も果敢にチャレンジして行きたいです!


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春霞の家手描きスケッチ
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2017.9.7

春霞の家の工事もいよいよ終盤、家具や外構工事の細かい打ち合わせ
が始まりました。
この家では屋根の掛かった半屋外空間を計画し、そこにファイヤープ
レイスを設ける事でBBQを楽しめる場所としています。
さらにクライアントさんから水のある場所が欲しいとの要望がありま
した。

確かに水の揺らぎと、反射した光が軒裏にうつり込むのは魅力的!
そこであまりうるさくならないようにほぼGLレベルで低い水盤を
計画しました。黒御影でつくった水盤と水中ポンプを組み合わせ、
メンテも考えた簡素なつくりとなっています。
松林を眺めながらチョロチョロと水の音が・・・贅沢ですね(笑)
実際にできるのが楽しみです!


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春霞の家手描きスケッチ
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