本屋さんでパラパラとページをめくってみたらその写真の風合いに 引き込まれ買ってしまった本。 実際に水戸市で起きた殺人事件をドキュメンタリーのように撮影し 構成されています、時代は戦後間もない頃。 土埃が舞う東京の風景や、ちょうど築地のような市場の様子が 克明に写されています。 そして何よりも事件を追う刑事が本当にいい顔をしています、 昭和の男はこんな顔をしていたのですね。 ストリー性もあり、古いイタリア映画を観るようなとても魅力的な写真集でした。