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2018.1.23

久しぶりに柳宗理さんの書いたエッセイを読みなおしました。
柳さんは良いデザインの条件として
・機能 ・テクノロジー ・良い材料 ・大量生産 ・合理性
を上げています、面白いのが工業技術や大量生産を積極的に
活用して行くべきとしているところ。
”売らんか主義”のデザインを批判する一方で、伝統の安易な模倣
もすべきでないと警告しています。
その土地で、今日の技術で、適切な材料を使って、用途のために
真摯につくれば必然的な形が生まれる。
これはそのまま建築設計に置き換える事のできる箴言ですね、
心に留めて仕事をしてゆきたいです。


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その他
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2018.1.20

益子の古本屋さんで偶然見つけたハンス・ウェグナーの本、
ウェグナーの椅子が写真・面図で詳細に説明されています。

この本のなかで「家具に裏面があってはならない」という
ウェグナーのポリシーが書いてあり、
建築家のルイスカーンが設計した家の電力メーターを付ける
位置について電気屋さんと口論になり、裏側でどうだと言う
電気屋さんに対して
「この家に、裏なんてないんだ!」と言い放ったというエピ
ソードを思い出しました。
やはり巨匠は作品にかける愛情が半端ない(笑)のですね。

古本屋さんで偶然こんな本と出合えるととても幸せな気持ち
になります、大切に読み込んでゆきたいと思います。


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2018.1.18

「海よりもまだ深く」で印象的だった池松壮亮主さん演の映画を観ました。
内容は決して明るいものではないのですが自分が20代の頃感じていた焦り
や無力感、先行きのなさ、そんな空気感を思い出しました。
池松さんはよい役者さんですね、女優の石橋静河さんもどこかぶっきらぼ
うなリアルな存在感がありました。
映像をを観る事で自分の記憶やその時の空気の匂いのようなものが蘇る、
映画体験はやはりおもしろいです!


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手描きスケッチ映画・絵画
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2018.1.16

大屋根の家計画案
重心を低く抑えた大屋根のプロポーション、階段をコアにした
回遊家事動線が特徴の計画案。
残念ながらボツ案となってしまいましたが、屋根の掛け方や
家事動線のとり方は今後に生きる案となりました。


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計画案手描きスケッチ
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2018.1.12

建築家の内藤廣さんが本のなかで紹介していたスーザン・ソン
タグの本を読んでみました。
内容を正確に理解できたかといわれると怪しいですが、彼女の
世界に身を投げ出して体そのものから発せられるような言葉を
読むと、嘘のない真正面で受け止めてくれるような存在感にホ
ッとします。
自分の中にない言葉は決して発しないし、何事にも真正面から
受けてたとうとする。その真剣さ、あたたかさは本を通してで
もスっと伝わって来ます。
内容は深く理解したとは言えないけれど著者の体温のようなもの
をしっかりと感じる(笑)なんだか不思議な読書体験でした。


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2018.1.10

連休中に家族でドライブに出かけました、まずは黒磯のタミゼさんへ
いつ来ても心地よい空間です。

続いて黒磯から車で20分程度の場所にある那須ショウゾウカフェへ
黒磯のお店は何度か行ったのですが那須のお店は始めて、こざっぱり
として綺麗なお店でした。
休日にこうしてブラブラと散策しながら美味しい珈琲をすするとなん
だか体が充電されたような気持になります。
天気の良い休日にぶらりと散策、また行きたいです。


Category
カフェ・雑貨
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2018.1.5

新年あけましておめでとうございます。
ono設計室は今日から仕事始め、引き続き思う存分仕事を
楽しみたい思います。
今年も宜しくお願い致します!


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その他
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2017.12.29

憩暖さんから届いた暖炉用ツールセット、中村好文さんの
デザインです。
普通のかたちなのだけれど滋味があって可愛らしい、とて
も好きなかたちです。

ono設計室は今日で仕事納め、今年もたくさんの素敵な出会
いがあり設計の仕事を満喫する事ができました。
間違いなく天職(笑)であるこの仕事を来年も存分に味わい
たいと思います、では皆さん良いお年を~!


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その他
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2017.12.27

パリの「ポンピドゥーセンター」、オーストラリアの「シドニーのオペラハウス」
などの錚々たる建物に関わった構造エンジニア、ピーターライスの本。
ピーターはエンジニアの役割について次のように語っています。

「建物に使われた素材の本当の存在感を見せるために、素材や構造の知識を使う
のだ、そうする事によって、(建物が「感覚的」になり)人々はその建物に親近
感を持ち、触れたくなり、素材の感覚を味わったり、それを建てた人物のありさ
まを感じたくなる。」

「ある建物を「感覚的」なものにするには、人々がその建物に関わったという証
拠を残すことなのだ。」

また建物が「感覚的」であることで生まれる「存在感」については

「存在感というのは、人間とその建物を過去につなぐものなのだ。動物も、先に
通った動物の跡をつけ、新しい場所を探すことで、自分自身を確かめている。そ
こをかつて占有していたものの臭いを嗅ぎだすのだ。」

つまりエンジニアは素材を素直に表現する事で建物を「感覚的」にし、産業によ
って断絶してしまった建物と人々の関係をつなぎなおす。
そして建物の「存在感」によって人間と建物を過去につなぎ、そのつながりによ
って人間は自分の存在を確かめ安心する事ができる、という事でしょうか。

なんだかとても深い話ですね。
自分の通った小学校の校舎や祖母の家を久しぶりに訪れた時、目に入るそれぞれ
の場所の視覚的な情報と共に
「ここでこんなことしたなぁ~・・」とか
「庭にこんな木が植わってたよなぁ~・・」
という当時の記憶、や物語、匂いのようなものが同時に湧き上がっくる経験は誰
もがあると思います。
そうした「ノスタルジー」のような感覚は、今自分がここに存在することを肯定
し、慰めとなる「暖炉の火」のようなものかもしれませんね。
建築の本質的な役割として、「建物と人を過去につなぎ、人と時間の大きな流れ
のつながりを感じさせる」という事があるという事、
お寺やお墓参りにいくとなぜか安心するのも腑に落ちました(笑)
この「時間」「記憶」というものは、住宅を設計する上でもとても大切な要素、
ゆめゆめ忘れる事のないよう仕事に励みます!


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2017.12.25

今日はクリスマス、なんだかあっという間の一年ですね。
上の写真は益子の古道具やさんでみつけたサンタさんの
マトリョーシカ。
入れ子構造になっていて開けるちっちゃいサンタのおじ
さんが繰り返し出てくるおなじみのやりくち、分かっち
ゃいるけど楽しいです(^-^)
建築でも「入れ子構造」といえば毛綱毅曠さんの「反住器」
や家のなかに都市がある「原邸」などを思い出します。
また古い民家の石垣→庭→縁側→座敷といった流れも入れ子
近い形態、囲いを何重にも重ねる事でグラデーションのある
空間を生み出す、素敵です。
マトリョーシカから建築論へ、職業病もいいとこですね(笑)
今年もあとわずか、一日を大切に重ねてゆきましょ~~!


Category
身の廻りのモノ
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