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2017.10.4

テーブルに続いてソファの造作です。ソファもテーブルと同じく家族が
くつろぐ大切な場所、造り付けとすると家具が建築の一部となりお部屋
の雰囲気がグッと良くなります。
設計図面を見ながら部材の太さの確認や張る生地の選定、「春霞の家」
では松林の葉の色に近いグリーンとしました!

こちらがクッションを受ける脚とベースの部分、この部分は武骨になり
過ぎないようにいくつか設計の工夫をしています。
ひとつはぐるりと廻る框部分にテーパーをとりシャープに見せる事、もう
ひとつは本来は前足の部材をつなぐ貫材を少しセットバックさせる事でス
ッキリとした印象にする事。
細かい点ですがぱっと見た時の印象がガラリと変わってきます、家具は吉
村順三さんや中村好文さんの図面をまじまじと眺めて(笑)勉強させて頂き
ました!

クッション部分の下地部分です、本来は背板を付けてクッションを受けるの
ですが今回はソファの背中をスッキリと見せたかったので下地部分で荷重に
耐えられるような仕組みにしてあります。
3つのパーツをボルトで繋ぐと完成します、にゃんこが早くも気持ちよさそ
うに昼寝をしています(笑)


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春霞の家家具
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2017.10.2

住宅を設計する時に家具はとても重要なポイントです。
特にダイニングテーブルは毎日使われる生活の中心となる場所となるので可
能な限りクライアントさんに合ったものをひとつひとつ設計しています。
「春霞の家」でも図面を書き、特注のダイニングテーブルをつくって貰う事に、
テーブルの細かい点の打ち合わせに工房を訪ねました。

天板はタモの無垢材を3枚はぎにしたもの、木目が美しいです!

こちらは集成材でつくった机の脚の試作品、今日はこの脚の曲線部分をど
のようにするかの打ち合わせです。

鉄定規をつかい曲線のラインを検討します。

ラインが決まったら実際にバンドソーで部材を削り込んでゆきます。

ザックリと削ったものを南京鉋で仕上げていくと擬宝珠のような手触りの良い
形に、上部の受け残も曲面をとりバランスの良い脚の部材が出来上がりました。
家具の設計はミリ単位で手触りや印象ががらっと変わってくるのでとても繊細
で面白い分野です。こんな楽しいものを家具屋さん任せにするのはもったいな
い(笑) 今後も建築の設計と並行して家具設計の腕を磨いてゆきたいです!


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春霞の家家具
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2017.6.6

本屋さんで見つけた初期「北欧スタイル」の復刻版

北欧のデザイナー、アルネ・ヤコブセン、ハンス・ウェグナー、ポーエ・モーエンセン、
フィン・ユールの主要な家具の図鑑のような本。
いつもクライアントさんに家具を提案するのですが、色々な本から写真を抜粋しておすすめ
していたためレイアウトがまちまちでう~~んと思っていたのですが、この本は同じレイアウト
で白抜きの背景、おまけに4面から見た家具の写真と寸法付き!
まさに求めていたものでした、北欧家具好きには必須の本ですよ(^.^)


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家具
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2017.5.2

最近好きな椅子!のポストカードをつくってみました。
住宅の設計をする時に必ず家具も一緒に提案させて頂くのですが
この家に似合う椅子は・・・などと考えていると自然と好きな椅子
も増えてゆきます(笑)
まずは素朴で力強いデザインのボーエ・モーエンセンの椅子
「J-39」
シェーカーの椅子をもとにしたシンプルで美しい椅子、場所を選ば
ずしっくりと納まってくれます。
「スパニッシュチェア」
1枚皮を使った骨太で低い独自のフォルム、ここぞという場所に
そっと置きたい椅子です。

次に椅子と言えばこの人ハンス・ウェグナーの椅子
「PP-701」
ウェグナーが奥さんのためにデザインしたエレガントな椅子、
背板の十文字のチギリが可愛いです!

最後はどこかSFチックなデザインのアルネ・ヤコブセンの椅子
「スワンチェア」
湖に浮かぶ白鳥のような優雅なフォルム、ファブリックの色も
美しく眺めているだけで楽しくなる椅子です。


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手描きスケッチ家具
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2017.4.25

伊礼さんの住宅デザイン学校の副賞で頂いた「たためる椅子」が届きました!
吉村順三さんのデザインで、座布団のように気軽に出し入れできるよう考え
られた椅子です。

椅子をたたむ方法は上のイラストのように”パタ パタ パタ”
じつに簡単で意味もなくたたみたくなります(笑)
この楽しい仕掛け、椅子の軽さ、そしてなにより座り心地、
品があってキャラもたった素晴らしい椅子ですね。


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手描きスケッチ家具
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2017.2.27

竹中工務店のギャラリーA4で開催されていた中村好文さんの展示会の
最終日のワークショップに参加してきました。
ミルキングスツールという牛の乳しぼりに使われていた小さい椅子をつ
くるワークショップ、先生は普段好文さんと協働されている木工家の
横山さんと奥田さん。

まずは各自自分の好きな座板と脚を選びます、僕が選んだのはウォルナッ
トの座板とメープルの脚。
座板への墨付け→ 穴あけ→ 座板の面取り→ 組み立て→ 塗装・仕上
という工程です。

一番時間がかかり、そして一番楽しかったのがこの座板の面取り、
鉋で木をゴリゴリと削る感覚はなんとも楽しくついつい削りすぎ
てしまいます(笑)
横山さんが南京鉋で見本を見せてくれましたがもう道具が体の一部
のよう、軽く撫でるように鉋をひくだけでスーッと木肌が削られて
いきます。

座板の面取りがおわったら脚を座板の穴に差し込みます、溝を切った
脚の上面に割りくさびを打ち込み固定します。

最後に脚の余分な部分をノコで切断し、自然オイルを塗って完了!
上からみると猫の顔のような可愛い小椅子が完成しました。
1テーブル3人の参加者で協力してつくるのですがみんなそれぞれ
材料なので個性がでていて面白いです。
普段事務所で机の上で図面を描いている事が多い僕にとって、実際
に材料を手でさすりながら、ノコや鉋、玄翁といった道具を使い
組み立ててゆくのはとても楽しく貴重な経験でした。


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家具2人の建築家
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2017.2.13

石岡にある家具工房ルークラフト 長谷川さんのところへ遊びに行って来ました。

年末年始の大掃除でスッキリとした工房、奥の資材置き場だったところへ入って
ゆくとなんと旋盤の機械が!

ずうずうしくも早速挑戦(笑)、回転している木材に彫刻刀のような刃をあてて
削り取ってゆきます。スーっと木を削ってゆく感覚はなんとも心地よいです。
長谷川さんに見本を見せてもらうとブロック状の木材がスーッとお皿の形に
変わってゆきます。少しろくろで陶芸をつくる感覚に近い気がします。

いつまで旋盤を廻していたい気持ちを抑え、展示室にて本題の家具の打ち合わせ。
家具の納まりについて僕の方からあーだこーだ要望を伝えると、長谷川さんから
も強度や接合についてあーだこーだ意見が帰ってきます(笑)
ものづくりをしている実感のある幸せな時間でした。


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家具
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2017.2.9

竹中工務店ギャラリーエークワッドで開催されている
中村好文さんと家具職人横山さん、奥田さん、金澤さ
んのコラボ展に脚を運んで来ました。
会場には今まで好文さんがデザインした家具がズラリ
と並んでいます。
大テーブル フラティーノの回りの椅子は実際に腰を
掛ける事ができ、いろんな椅子の座り心地を味わう事
が出来ました。
入口すぐに楕円型の小屋が設置されており、その壁面
には家具の詳細図が惜しげもなく張られています。
お盆テーブルを畳む仕組みの変遷などマニア心をくす
ぐるスケッチ(笑)がたくさんです。
期間中にまた訪れたくなるとても素敵な展示会でした!


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手描きスケッチ家具
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2017.1.7

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つくばのブラックボードさんにデンマークのビンテージ家具が入荷されたとの事
新年の挨拶をかねて遊びに行って来ました。

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店内に入るとデンマークの家具がずらっと並んでいました!モーエンセンの
名作ダイニングチェアJ39もたくさんあります。
特に気になったのがウェグナーのソファ、背もたれが金物で上側へスライド
する仕組みになっておりひじ掛けのクッションを横にすればあっという間に
ベットに変身、やりすぎないデザインとすっきりとした青いファブリックが
心地良いです。
こういったビンテージ家具をみると北欧では家具を大切にし、メンテナンス
をしながら使い続けてゆくという文化がしっかりと根づいているのだなぁ~
と感じます。
やはり家具は少し高くても質の高い飽きのこないものを選ぶべき、暮らしの質
を良くしたければ家具の質を下げない事。予算がきびしければ建物の大きさを
少しコンパクトにし、そのコストを家具に掛けたほうがきっと上質な暮らしが
楽しめます!


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家具
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2016.8.15

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つくばのブラックボードさんに遊びに行ったところたくさんのアーコールチェア
が並んでいました!
アーコールは1920年に創業したイギリスの老舗家具メーカー、素直で品のある
佇まいのアーコールチェアはマーガレットハウエルが復刻した事でも有名ですね、
シンプル過ぎずどこかあたたかさのあるデザイン、僕も大好きな椅子です。

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もうひとつ気になったのがこのスモーキングチェア、ぐいん!と反り返った
ひじ掛けとかなり低い座面の高さ、ずんぐりとした決してスマートとは言えない
プロポーション(笑)
かなり個性的な椅子でためしに腰を掛けてみるとなんとも良い座り心地でした、
この椅子でイギリスのおっちゃん達がプカーリとやっていたのを想像すると
にんまりしてしまいます。


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家具
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