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2018.12.15

造園家、荻野さんが植栽を手がけられた「ホテルザセレスティン京都祇園」へ、
良い空間を設計するためには良い空間を経験し、自分の中に蓄積してゆくしか
ありません。
少しお高めの宿泊代ですが、自分の芸(設計)の肥やしになると思えば
なんのその!
今回泊まったのはこのホテルの中ではこじんまりとした部屋。
ただ置かれている茶器や浴衣のセンスの良さや、心地よい照明の配置、
リートフェルトの建築のように脱衣室を分けるスライディングウォール
などたくさんの見所がありました。

そしてなんといっても荻野さんの庭が最大の見せ場、
夜月明かりのように上から降りてくる光に照らされてゆらゆらと揺れる
コハウチワカエデの美しいこと。

設計者にとって空間を体感するのはお寿司屋さんがネタを仕入れるような
もの、お財布と相談しながら今後も良い空間を体感して行きたいです!

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ホテル実測京都・奈良手描きスケッチ
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2018.9.23

今回の旅行ではホテルが貸し切りだったため、全ての部屋を見る事
が出来ました。
離れの101号室は始めて見学する事ができ早速実測、
玄関横に坪庭があったり、かけ流しのプライベート浴槽があったり、
プレミアム感のあるお部屋です。
また実測してプランをまとめてみると、全体の部屋の大きさのバラ
ンスがとても良い感じに納まっている事が分かります。

続いては実際に宿泊して202号室、こちらは101号室ほどの見せ所は
ないのですが居心地がとても良かったです。
シンプルですが、横長ではなく正方形に近いボリュームの組み合わせ
になっているため、部屋に奥行きがでてゆったりとした落ち着きが生
まれているのでは!とホームズばりに推理してみました(笑)

実測し甲斐がありすぎのホテリアアルトまた訪れたい場所です。

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ホテル実測手描きスケッチ
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2018.5.22

実家のある千葉のホテルに泊まった時の実測スケッチ
もはやマンネリ化してきましたが、何度も繰り返してゆく
うちにまとめる時間がかなり早くなりました。(^-^)
また、スケールではかる前に目測で予想寸法を言ってみてから
実測をはじめます。
ひとりで「2メートル70!」などと言ってスケールを伸ばし
はじめるおじさん、怪しいったらないですね(笑)
最初の頃は寸法の誤差が大分あったのですが最近はずいぶんと
誤差が小さくなってきました。
絶対寸法感!を身につけるためにもとても良い訓練。

小さい頃釣りに出掛けた千葉港と京葉線の電車を眺める窓がと
ても良かったです。

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ホテル実測手描きスケッチ
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2018.3.9

東京芸術学舎の授業の際に泊まったImano Tokyo Hostel
今の東京の文化に触れてもらうというコンセプトの宿。
インテリアもすっきとした居心地の良い宿でした。ビジネス
ホテルも安眠できて良いのですが、外国人のバックパッカー
にまぎれて朝食プレートを食べコーヒーをすすっているとな
んだか自分も異国の旅行者の気分になってくる(笑)
こういった力の抜けた緩い場所が街に点在していくと居心地
のよい街になりますね。

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ホテル実測手描きスケッチ
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2017.8.19

夏休みに北海道へ行った時に泊ったホテルの実測スケッチです。
まずは小樽で泊まったホテル、
和室と洋室の併設された不思議なプラン、雪見障子を使って
いたり細かい点までデザインされているのですが、この部屋
の広さにたいして天井高さ2700mmは少し落ち着かないのと
和室に対して洋室がせせこましい、せめてあと1M幅があると
ずいぶんゆったりとするはず。
設計士が泊まるとこんなとこまで文句をつけられます(笑)

続いて札幌で泊まったホテル、狸小路に面しており立地の利便性
は最高でした。
客室はスタンダードなツイン部屋の構成、ソファがあるとちょっと
腰掛けられるのでよいですね、ずばっと赤い壁紙でアクセントを
とっていましたが個人的には単色の壁紙のほうが落ち着きます(笑)
ただ接客もふくめてとても心地よいホテルでした。
何のことはない普通のホテルですが実測すると自分の中でなにが
良い(快適)のか悪い(不快)か発見できます。
ホテルにとってはいい迷惑(笑)かもしれませんが自分の中の基準
をはっきりとさせるためにも今後も実測道に励んでゆきます!

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ホテル実測手描きスケッチ
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2017.8.18

益子にある建築家内藤廣さん設計の宿泊施設”フォレストイン益子”へ
泊まって来ました。
プラン構成も素材も質実剛健な内藤さんらしい建物でした。

部屋はロフトのある勾配天井のゆったりとした構成、家具や照明など
も部屋に合わせてデザインされ、とても居心地の良い空間です。
この日は特に予定もいれず部屋で気ままに過ごしたのですがホテルに
ありがちな窮屈な感じがなく、のんびりと過ごす事ができました。
特に派手な見せ場をつくることなく誠実に控えめに品の良い空間を
つくる内藤建築、参考になるところがたくさんありました!

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ホテル実測手描きスケッチ
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2017.7.5

コペンハーゲンにあるホテル サンクト・ペトリの実測スケッチ、
北欧のホテルに泊まる時いつも思うのがインテリアの色使い・
照明計画が上手だなぁ~~という事。
特に照明については天井のダウンライトがほとんどなく、スタンド
照明、間接照明のみで計画されています、それによって天井は白い
平滑な面として浮いておりこれが居心地感にかなり効いているはず。
またおもしろいのが水廻りのトイレに扉を2つ付けての回遊動線(笑)
実測すると住宅の設計にも応用できそうな居心地のレシピを発見
できます!

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ホテル実測手描きスケッチ
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2017.1.16

クラブリゾート実測

クリスマスに息子達がサンタさんからディズニーチケットを貰ったので
お正月に家族で出かけて来ました、そのときに泊まったホテルの実測
スケッチです。
気になったのは
・ベットが4台並んでいるのは少し単調な印象がする
・洗面台を挟んで浴室、シャワーという配置が新鮮、シャワーで体を
洗ってからバスタブへ移動するときに洗面の床が濡れてしまう
・遠くの夜景が眺められるのは少しリッチな気分になる(笑)
といったところです。
ホテルも住まいのひとつの形と考えるとおもしろい所がたくさん
あります。今年も実測するぞ~~!

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ホテル実測手描きスケッチ
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2016.12.17

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ホテリ・アアルトで宿泊した208号室の実測スケッチを描いてみました。
この部屋最大の特徴は”くびれた”プランです、これはこのホテルが新築
ではなくリノベーションだからこそできた空間。
既存の建築にあったエレベーターを避けるためにできた”くびれ”だと思
われますが、それがプランにとってマイナスにはならず、むしろ豊かな
空間となってあらわれる、リノベーションの魔法ですね!(もちろん設計
力のなせる業)
このプランのエレベーターシャフトの部分を中庭にしたり、吹抜けに
すれば新築のプランだとしてもとても心地よい場所がつくれそう。
ホテリ・アアルト奥が深いです!

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ホテル実測手描きスケッチ
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2016.9.28

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京都、奈良へ建築旅行へ出かけた際に泊まったホテルの実測スケッチ。
何の変哲もないビジネスホテルですが癖だからしょうがない(笑)
迷わず測れよ、測ればわかるさ! と実測開始。
まずは京都でとまったホテルの感想
・間口が2200とかなり狭い割に奥行が4000と細長い
・奥行の長さをカバーするための2Mのソファ、無理やり感が・・
・机と椅子の座面の高さの差が340㎜、通常270~300くらいが多い
のですが340はやはり違和感あり、高学年の机にすわる低学年
の小学生の気分(笑)
廊下で階の部屋の割り付け図(避難経路図)をみるとやはり建物の
柱の割り付けの調整のためにこのような広さの部屋になったよう。

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続いて奈良で泊まったホテル
こちらはなかなかインパクトのある部屋でした。
・扉を開けると段差付きの上がり框がある
・普通あるはずのデスク、冷蔵庫、椅子がない!
・それらがすべてベットの下に埋め込まれデスクは引き出して使う
ホテルに泊まると脱いだ靴の置き場所がいつもあいまいになる事が
多いのですが、ここではスパッと靴脱ぎ場をつくっています。
また部屋にベットしかないガランと感(笑)はなかなかのもの、いろん
な意味で今までのホテルのプランニングと一味違う面白い部屋でした。

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ホテル実測手描きスケッチ
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