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2018.9.20

「自然と住まい研究所さん」の社員旅行へお誘い頂き、3度目のホテリアアルトへ。

この場所へ訪れる度に穏やかな光の美しさを感じます。

ラウンジの天井の間接照明の落ち着いた光

天井の曲面にひろがるやわらかな光

朝起きた時に窓から差し込む透明な光

このような場に漂う空気の質感や、光の表情までも設計できるようには
まだまだ練磨しなければいけません。
いつか届くようになりたいと思う建築です。

夕食後には伊礼さんより「バワの建築」についてレクチャーを受ける事ができ
ました。
バワの建築も光を絞ったり、単純な架構の中に水や樹など自然を誘い込みなん
とも豊かな場を生み出しています。

「外と内の境界、ここに設計の大きな可能性がある」
「光」「内と外のあいだ」「窓辺、軒下」

いろいろなヒントを与えて貰いとても充実した2日間でした。


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その他
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2018.9.17

村上春樹さんの短編集、
村上さんの本の中に書かれている日常のさりげない場面での心の揺れ、
自分もその場面、感情は手触りとして知っていると感じます。

「ずっと昔に聞いた雨の音のように、彼のどことなくぎこちない一挙
 一動が僕の心になじんだ。・・・」

読書の秋、喫茶店へ出掛けてコーヒーを飲みながら一日読書三昧なん
てのも乙ですね。


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2018.9.13

設計進行中の「丘に建つ家」の模型が完成、
ガレージ部分の屋根の高さと2階建て部分の高さをグッと抑える事で
良いプロポーションになったと思います。
この後実施設計に進み細部を詰めて行きます!


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丘に建つ家現場ブログ
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2018.9.9

先日クライアントさんとのハウスミーティングの中で話題に出たアンドリュー・
ワイエス、久しぶりに画集を開いてみました。
繊細でどこか不器用であたたかい、ワイエスの世界が広がっています。
農場に建つ姉と弟が暮らす家を描いた一連の作品があるのですが、とても魅力的
な絵です。
住む人と住まいが一体化し、共に孤高の物語を刻んでいるような・・・
空気が少しづつ透明感が増してゆく秋にぴったりの本です。


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映画・絵画
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2018.9.6

建築家 中村好文さんのエッセイ集「暮らしを旅する」
建築だけでなく旅、料理、落語、うつわなど様々な暮らしの情景を
つづった文章。
住宅建築家はやはりこのような「暮らし」へ対するあたたかくも
鋭い眼差しがなくてはいけませんね!
「石垣島行きのバス」は思わず吹き出してしまう事必至です(笑)


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2人の建築家
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2018.9.4

愛媛県内子の街並みを散策した時に写した街路の風景、
正直な素材、木、石、漆喰が見切りもなくぶつかりあい風雨に
さらされて朽ちた質感がなんとも良い風合いです。

正直な素材で衒う事なく素直につくった納まりは年月が経つ
ごとに魅力が増して行きますね。


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その他
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2018.8.30

愛媛県内子の街並みに建つ「上芳我家住宅」木蝋産業で栄えた明治27年
に上棟された建物。

街道を歩いてゆくと建物の妻面が目に入って来ます。
3段に並んだ庇、黄色い土壁となまこ壁の組み合わせ、帆掛け船をモチーフにした
棟そびえる鳥ぶすま、堂々たる外観です。

正面に建つと2階に虫籠窓、1階に細い出格子が並ぶシャープな意匠、洗練されて
いますね。

平面構成は手前に店の間、座敷、中庭を挟んで離れ座敷という典型的な町屋プラン
規模が大きいのと、広い炊事場が取り付いているので豪勢な印象を受けます。

敷地全体をみると主屋のまわりに釜場、出店蔵、物置き、離れ部屋、作業場
など広い敷地にいろいろな付属建築物が付随しています。

中庭からバウンドした光が畳表をなめるように広がります、日本人のDNA
に刻まれた美しい陰影の情景。

中庭を囲む縁に設けられた水鉢、こういったなにげない室礼が場の雰囲気を
華やかにします。

最盛期には多くの作業員さんのおなかを満たすために大活躍したであろうレ
ンガのかまど、かわいらしい佇まいです。

きれいな切妻屋根のライン、中庭を通じて座敷に届く柔らかい光のひろがり方、
主屋と離れをつなぐ半屋外の縁側空間の豊かさ、
現代の設計者にとっても掬い上げるべきたくさんのヒントが埋まった住宅でした。


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手描きスケッチその他
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2018.8.27

八幡浜の「日土小学校」の簡素で清廉な空間にこころを打たれ、
設計者の村松さんの思想を知るべく本を読みました。
建築そのものでなく、その建築で人の暮らしのなにを支える事が
できるのかを考え続けた方。
質実で毅然とした文章と、落語のような遊び心に満ちた文章が混
在していて、日土小学校の凛とした佇まいと図書室の茶目っ気の
ある空間はやはり松村さんの人柄があらわれているのだなぁ、と
実感しました。

腰を据えて、骨身を惜しまずまっとうな建築を設計する。

原点を忘れないよう、ときおり読み返すべき本となりました。


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2018.8.25

学生の時にDOCOMOMOJapanでその存在を知り、ずっと見たかった木造の小学校。
最寄りのバス停から徒歩40分ととても行きずらい場所、しかも年に3回しか見学の
機会がない建築ですがやっとこ見ることができました。
建物を見て最初に感じた印象は「軽い」「明るい」、軽い明るいといえば鉄骨
造の特徴と思っていましたが、素材が木なのでさらに軽い印象。
こんな木造建築を1950年代に実現し未だに現役の小学校、これだけで猛暑の中てく
てくと歩いて来た甲斐がありました(笑)

設計は松村正恒さんによるもの、ライトの弟子にあたる土浦亀城さんの事務所で
修行をされた後、八幡浜市役所職員として多くの建物の設計をされた方です。

東校舎が特に魅力的でとても豊かな場所になっていました。
シンプルな架構にも関わらずとても豊かな空間が生まれているのは2つの理由
があると思いました。
ひとつは敷地の素晴らしさ、谷あいの小川の横に佇む校舎には水で冷やされた
涼しい風が吹き込み、窓一面に南側のミカン畑の風景を望む事ができます。
もう一つはスキップフロアを使った豊かな断面構成、廊下と教室の間に光庭を
挟む事で明るい学びの場が生まれています。

階踏み面350㎜蹴上110㎜と子供にも上りやすいおおらかな階段。

モダンな校舎に差し込まれたお伽話にでてきそうな遊び心たっぷりの図書室、
照明は山小屋にありそうなランプ、銀糸張りの天井、竹の輪切りで描かれた星座。
室内に飽きたら川面に張り出したベランダで風に吹かれて本を読む事もできます。
こんな素敵な図書室があったら一日中居てしまいますね(^^)
北欧の建築家アスプルンドの図書館のお話し部屋を思い出しました。

木造で明るく軽い素晴らしくモダンな建物を造り、その中に子供の想像力を刺激
するような物語のある空間をそっと挿し込む。
「日土小学校」かなり好みです!(笑)


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手描きスケッチその他
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2018.8.22

詩人の谷郁雄さんとリリーフランキー(写真)の詩集。
リリーさんのなんでもない日常を切り取った写真と,
谷さんのこれまた日常の言葉で綴った詩がとても相性が良い。

少し涼しくなってきた夕暮れ時に珈琲を片手に読みたい本です!


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