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2021.12.15

建築家、中村好文さんが監修したコルビュジェの本。
カップマルタンの地でCABANON(休暇小屋)がどのように構想されていったのか、
殴り書きのようなスケッチから実施図面まで建築の軌跡を追う事ができます。
また山口信博さんの装丁が本当に美しい、
本棚に飾って眺めるでけでも十分に価値のある本だと思います。

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2021.10.22

つくばにある「だだ商店・だだ食堂」さんへ脚を運びました。
設計は中村好文さん、アプローチの湾曲した壁面が店内まで続いて行きます。

相変わらず見事な木製の階段手摺。
なめらかな木肌に吸い寄せられるように撫で擦ってしまいます(^^)

食堂は好文さんらしい外連味のないたっぷりとした空間。
ストーブはオーナーさんが選んだとの事、ジブリのアニメに出て来そうですね。

崖のように下がった南側にはワインの保管庫の入り口が、
2つあるので扉には№2の文字、サンダーバードの秘密基地のようでした(笑)

おおらかでユーモアがありながら洗練された好文建築の余韻を残しつつ、
「だだ商店」さんで手に入れた白ワインをチキンカレーと共に胃袋に流し込む。
なんとも幸せな一日となりました。

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2020.12.1

建築家、中村好文さんのあたらしい本。
「美しく散乱する台所」を理想とする台所設計術があますことなく書かれています。
映画「ジョンとメリー」の中に出てくるスタイリッシュな台所、
奈良今井町のジブリのアニメに出て来そうな勾玉型の竈など
好文さん「意中の台所」も必読です。

人々の暮らしに対するおおらな視線、形ではなく本質的な事は何かを
ユーモアを交えながら鋭く切り抜く視線。
この2つの視線が交わるところに現れる好文さんの世界にみな惹かれて
しまうのですね。
なんど貰っても嬉しい好文さんのサイン。
こんなバランスで字が書ければなぁと何度思ったことか・・・
まだまだ手を練り感性を磨いてゆかねば、と気持ちをあらたにしました。

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3人の建築家
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2020.3.1

建築家、伊礼さんに水戸に来て頂き、ono設計の建築、サンハウス野辺さん(エコ
ハウス大賞受賞)の建築を見てもらうツアーを行いました。
ツアーの告知はSNSで行ったのですが半日で満員、集まったのは全国の腕っぷし
の設計者、工務店の皆様。
とても充実した良いツアーになったと思います。

伊礼さんとお会いしたのは約12年前、「那珂湊の家」の見学会に参加させて頂いた
時。空間の端正さと居心地の良さに魅了され、その後ずっと背中を追いかけていた
建築家。
そんな方に自分の建築を見て頂く事ができ本当に嬉しかったです。
伊礼さんから頂いた言葉を胸に今後も自分の設計をコツコツ磨いて行きます!

参加された皆様、企画を一緒に練った野辺さん、サポートして頂いた「みと会」の
皆さんありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしております。

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2019.9.3

建築家、中村好文さんの新しい本
好文さんが設計した「上総の家」の物語と雨宮さんの写真が合わさった
詩集のような本です。
好文さんの文章はいつ読んでもすっと体に入ってきます、お人柄による
ものなのでしょうね(^^)

この「上総の家」は10年前、好文さんの設計講座に参加した時に見学させて頂いた
のですが、「小さくて豊かで良いおうちだなぁ~」と思ったのを覚えています。
この本には家の生い立ちやその後の物語が書いてあり一気に読み切ってしまいました。

本を読んでいてその通りだなぁと思ったのが好文さんの言葉
「家っておもしろいよね。住み手が愛情をかけると、みるみる輝きだすんだから。」

紙面をを飾る「カッチョイイ~~家」も良いですが
住まい手に可愛がられ愛される、そんな「お家」をひとつひと設計してゆければと思います。

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2019.5.10

少し現場も落ち着いて来たので中村好文さんの「湖畔の山荘設計図集」をじっくり
と読んでいます。
興味深かったのが敷地を訪れて最初のプランから、季節をまたいでの最終プランへ
の変遷の記録。
住宅設計のマイスター中村好文さんが、敷地を確認し本当にこれで良いのかと疑い、
配置を変更し、プランを反転させ、最終案へ「着地」させてゆく様子を追体験する
事ができます。
そしてこの地道でしんどいコツコツと積み重ねるような日々の業務こそが住宅設計
という仕事の醍醐味なんだなぁ・・・とあらためて感じました。

池袋での好文さんのトークイベントにも参加したのですが、印象に残った
のが建築用語の「おさまり」について
部材の取り合いを意味する建築用語なのですが、
「こうしないとしっくりこない、なんか気持ち悪い、おさまりがきちんと
 すると設計者のこころもおさまる、こころのおさまりが大切だよね。」
という設計者なら誰もが膝を打つお話。
図面を描いている時も現場でも、誰に言われた訳でもないのにそのままでは
自分のこころの「おさまり」がつかず、一からやり直したり、身銭を切って
つくり直したり。
そしてやっと「こころがおさまる」
住宅設計は「経済性」と「効率」の世の中で「こだわり」と「おかしみ」を
追いかけるシーラカンスのような愛しい職能ですね。

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2019.3.31

レミングハウスさんより送って頂いた建築家、中村好文さん
のお店「好文堂」のDM。
期間限定のお店ですが今回は好文さんが改修工事をされた
京都の「ギャラリーやなせ」さんにて開催との事。
ほっこりとしているようで隙が無く魅力的な暮らしの道具
写真を眺めているだけで欲しくなります。

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2018.12.13

中村好文さんの独演会を聴きに奈良へ、
前半はスライドを見ながらの講演会。
会の最後に好文さんが読み上げてくれた建築家 林昌二さんの言葉がとても
印象的でした。

「住宅を設計する人は暮らしのディテールに興味がなければ、なんの面白み
もないと思うんです。暮らしの隅々のことをきちんと温かく処理するところ
に住宅の面白さがある。1軒の住宅の中には世界が入っているんです。」

住宅には世界がある、この事を胸にとめて仕事をすること!
そんな好文さんのからのメッセージですね。

後半は会場を「鹿の舟」へうつして懇親会、
好文さんの替え歌メドレーワンマンショー!
会場は大盛り上がり、天性のエンターテイナーです。

好文さんとお会いするといつも「肩ひじ張らずに仕事、人生を愉しむこと」
の大切さを思い出します。
仕事に打ち込むことも事も大切、たまには少し肩の力を抜いて自分の暮らし
自分の人生を味わい愉しまなきゃそんですね。
なにか替え歌挑戦してみようかな~(笑)

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3人の建築家京都・奈良
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2018.10.25

吉田桂二さん、中村好文さんとともに僕の憧れの建築家、伊礼さん。
初めてお会いしたのは「那珂湊の家」のオープンハウスの時、伊礼さんの
空間を体験し、これが設計というものかという驚きと共に今のままでは
いけないという焦りを感じた事を覚えています。

独立して時間を持て余している(笑)時に最初にやったのがこの本
「伊礼智の住宅設計作法」の丸写しでした。
手垢がついていてお恥ずかしいですがこの2冊の本にどれだけ助
けられた事か・・・
僕もそうだ、という設計者はたくさんいるはずです。

伊礼さんの学校へは4年間通わせて頂き、基本編で「たためる椅子を
もらえるで賞!」をもらえた時は本当に嬉しかったです。
椅子が届いたのは一年後でしたが(^^)

先週そんな伊礼さんの「オキナワの家」復刊パーティーへ参加させて
頂きました、僕がお祝いにつくったTシャツを着てみんなで記念写真。

独立して仕事のあてもなく途方に暮れていた自分に
「くさらずやってりゃ楽しい事あるから頑張れよ!」
といってやりたい気持ちでした。(笑)
まだまだ道は遠しですが、たまにこんな夜があると幸せですね。

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2018.9.6

建築家 中村好文さんのエッセイ集「暮らしを旅する」
建築だけでなく旅、料理、落語、うつわなど様々な暮らしの情景を
つづった文章。
住宅建築家はやはりこのような「暮らし」へ対するあたたかくも
鋭い眼差しがなくてはいけませんね!
「石垣島行きのバス」は思わず吹き出してしまう事必至です(笑)

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