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2018.2.9

フィンランド、アキ・カウリスマキ監督の新作「希望のかなた」
を観に行きました。
前作「ル・アーブルの靴磨き」のビックリするようなハッピー
エンド(笑)を観てすっかりファンになってしまた監督さん、
今回も題材は移民問題というズシリとしたものですが、独特の
ちからの抜けた間や、ユーモアは健在、アキ・ワールドへ引き込
まれた幸せな1時間半でした。
いまの時代に求められているのは小難しい暗い映画ではなくたぶ
んこういう素直な映画のような気がします。


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北欧映画・絵画
Tag
2017.12.12

デンマークの首都コパンハーゲン北部に建つルイジアナ現代美術館、
この本は美術館へ行った時にショップで買い求めたもの、本を開く
と美術館がどのような経緯で建てられたのか美しい写真とともに詳
細に書いてあります。
はじめてこの美術館を訪れた時になにか懐かしいようなくつろぐよ
うな気持ちになったのを憶えているのですが、本を読んで少し納得。
建物の設計者はヨルゲン・ボーとヴィルヘルム・ヴォラートという
建築家ですが、二人が影響を受けたのがフランクロイド・ライトや
ルドルフ・シンドラーの住宅だったとの事。
ライトもシンドラーも日本の影響を強く受けた建築家で、ルイジア
ナ美術館のスケールの低さや水平方向に流れる動線などにも日本の
木造建築の影響が表れています。
一人でひょっこり訪ねた日本人として思わず「つながってるなぁ~~」
とつぶやいてしまいました(笑)

今回で二度目の訪問でしたが何度来ても飽きずに一日過ごせる美術館、
日本でいえば京都のような場所です。
JRではありませんが「そうだ、ルイジアナへいこう!!」
と行きたくなってしまう場所、もう少し近いと良いのだけれど・・・


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北欧
Tag
2015.1.10

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デンマークの建築家ヨーン・ウッツォンがスペインマヨルカ島に建てた自邸の本。
ウッツオンといえば「シドニーのオペラハウス」があまりに有名ですが、他にも
魅力的な建築をたくさんつくっています、昨年の春見に行ったデンマークのバウ
スヴェア教会の静謐な空間はいまでも印象に残っています。
「CANLIS」は海を望む絶壁の崖の上に建っていて、素材はいたって質素な
地場で切り出された石材とカタロニア瓦でつくられています。
ウッツオンの言葉を借りれば「たとえば鳥が崖の上に巣をつくるように・・・」
つくったとの事、詩人ですね。


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北欧
Tag
2014.10.4

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事務所用のマグカップが欲しいなぁと思い、トネリコさんへ遊びに行った時にみつけたもの。
フィンランドのデザイナー、カイ・フランクによるもので、シンプルなデザインと少しムラの
ある釉薬の掛かり具合がたまりません。
日本の器も好きなのですが瀬戸黒の茶碗の色に似ています。カイ・フランクも日本のデザイン
を勉強したようです。日本人と北欧デザインの相性の良さはそんなところにも理由がありそう
ですね。
日常使いとして大切に使っていきます!


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北欧身の廻りのモノ
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2014.9.18

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初夏にデンマークを旅行していた時に人口500万人程の(日本の1/20)国でなぜあれほどまで
優秀なデザイナーを輩出し、名作とされる家具を造り出す事ができるのか不思議に思いました
が、この本を読み、ブラックボードさんでのトークショーを聴く事で自分なりに理解する事が
できました。
もともと森に囲まれ木の文化を持っていたデンマーク、1920年代には700社を超える家具工房
があり、イギリスやイタリアのパイン材の家具製作の下請け的な仕事をしていました。
このまま真似をしているだけでは立ち行かなくなると判断した国は1921年に王立美術アカデミー
を立ち上げ、デザイナーの育成に力を入れます。この時家具専攻科の教師となったのがコーア・
クリント、生徒達に古い家具を実測させそこに時代を反映させた部分的修正を加えるという
「リ・デザイン」の思想を教え、後にハンスウェグナーなどがこの手法を受け継いでいきます。
この学校の卒業生はボーエ・モーエンセン、ハンスウェグナー、フィン・ユール、ポール・ケ
アホルムなどいずれも家具の世界の巨匠となります。
また椅子だけで見てもYチェア、セブンチェア、シェーカーチェアなど日本の住宅建築の雑誌で
も毎回目にするものがデンマークで生み出されています。
実はこのデンマークのデザイン、日本の影響を強く受けていたそうで・・・・
長くなるのでまた次の機会に(笑)


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北欧家具
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2014.7.8

地中海近くのニース(北緯43°)から出発して、北欧ヘルシンキ(北緯60°)まで北上していった今回の旅。
建築家の建物巡りとともに地域によって民家の形がどのように変化して行くのか? 住宅設計に携わる者として多いに興味がありました。
ちなみに札幌がニースと同じ北緯43°、東京は北緯35°、最多降水量231mmです

南仏ニースの民家、札幌と同じ緯度ですが海流の関係で暖かく、気温は東京と大差ありません、降水量は半分以下。
屋根は赤瓦の半丸一種類で作られ、軒はほとんど出てません、軒裏も漆喰で塗りつぶされています。
壁は荒い石積みで、幅の狭い窓が規則的に並んでいます。

フランス中部リヨンの民家
ニースの民家と基本的には一緒ですが、屋根は赤瓦だけでなく、外壁は石積みの上に漆喰がぴっしりと塗られていました。軒裏は木の構造材が現しになっています。

デンマークの民家
屋根が急勾配になり、出窓が付いています、屋根裏空間が部屋として使われている証拠です。日本の民家の兜づくりに近い形ですね、外壁は石積みだけでなくレンガ積みが多く見られます。

スウェーデン、フィンランドの民家
気温は東京-10°程度、降水量は1/4程
今迄の民家と大きく変わるのは木造になる事。聞いたところフランスなどと違い石が取りにくく森が豊かだからとの事でした。
大きな特長は外壁の赤と白の可愛い色使い。ログハウスのような構造材の上に板を張り、日本でゆうベンガラのようなものとトドの血などを混ぜ合わせて塗装する事で劣化を防いでいるようです。
ちなみにフィンランドの面積は日本とほぼ同じ34万km2ですが人口密度は1/20以下、ゆったりした暮らしが羨ましいです。
こうして観察してみるとやはりその土地の風土、気候、人口により建物や街が大きく変わる事を実感しました。
次は日本の民家を沖縄から北海道まで訪ね歩いてみたくなりました(笑)


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北欧
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2014.6.27

一ヶ月に渡る建築旅行が終わり、無事に水戸へもどりました。
ずーっと胸に秘めていた憧れの建築、
調べ、歩き、朝日の入り方を見てスケッチをし、組み上げられた石を撫で回し、家具を実測して感心し、匂いをかぎ、風の音を聴き、暗闇に差す一条の光に感激し、本当に五感を通じてひとつひとつの建築を堪能する事が出来ました。
ただ今思い返すと建物と一緒にそこで出会った人々の顔が浮かんできます、道を教えてくれたピザ屋さん、わざわざ遠回りして建物の近くへ下ろしてくれたバスの運転手さん、落としたコインを拾ってあげたらはにかみながらキートス(ありがとう)ととびきりの笑顔をくれた小さな女の子。
一人の旅は道を教えてもらったり、地元の食べものを説明してもらったり、そうした小さな善意に支えられながら旅を続ける事が出来るのです。
異国で受ける小さな親切や、優しい笑顔は本当に勇気づけられます。
そう思って日本にいる自分のまわりの人々を思うとすぐにたくさんの素敵な笑顔が浮かんできました。そういった人達に囲まれている自分は本当に幸せ者だと思います。
わがままな旅行を許してくれた家族、暖かい言葉をかけ、応援してくれた友人、まわりの人々。おかげさまで本当に貴重な旅行をする事が出来ました、ありがとうございました!
この経験を活かして益々建築設計の道を精進して行きます。


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北欧
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2014.6.25


Category
北欧
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2014.6.19

アアルト建築巡礼、最後の目的地ヴィラ・マイレアを訪れました。
現代美術に造詣の深い友人夫婦のためにアアルトが設計した住宅です。

20世紀の美しい住宅といえば必ず名前のあがるお家です。北欧の建築はまず何より敷地が素晴らしいです。

住宅部分から伸びた外リビング、暖炉やブランコ、サウナ小屋がありなんとも気持ちの良い場所でした。

コルビジェやアアルトの建築を見ると必ずあぁ、コルビジェだな アアルトだなという形を見付けます。独りよがりなオリジナルではなく、地中海の波や静かな湖、垂直に伸びる松林など自分の愛するまわりの自然からインスピレーションを受けているのですね、自分の形、欲しいです(笑)


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北欧
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2014.6.18

セイナツァロからバスで20分程行ったところにアアルトが建てた夏の家コエタロがあります。

松林の中をぐんぐん進んでゆくとコエタロが見えてきます。

コエタロは実験住宅として建てられ、様レンガの積み方や2階の床を屋根から釣るなどいろいろな工夫の跡を見る事ができます。

松林に呼応する様な縦格子と外壁に絡まる緑、アアルト建築の特徴です。

室内にはほんわりとした居心地の良さが漂っています。吉村順三さんの建物を見学した時に感じたのと同じような空気感です。

離れのサウナ小屋、アアルトもこのサウナで温まっては目の前の湖に飛び込んでいたのでしょうね、僕もいつかやって見たいです(笑)


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北欧
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