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2019.10.31

映画「JOKER」を見て来ました。
ホアキンフェニックスの演技だけで観る価値がありますね、
ロバート・デニーロの若いころの作品を思い出しました。

Category
手描きスケッチ映画
Tag
2019.10.11

後期の授業も2回目、今回の課題は~「差尺」を計る~

「差尺」とは椅子の座面の高さと、机の天板の高さを差し引いた寸法の事。
この差尺が1センチでもずれると使いずらくなったり、ちょうどフィット
したりするじつに面白い寸法。

「実測」と「寸法」の奥深さを経験してもらおうという魂胆です(笑)

「差尺」は状況によってちょうど良い寸法が変わってくるので、用意
したスチュエーションは以下の4つ

・洋食を食べる時(ナイフとフォークを使う時)
・コーヒーを飲む時(コーヒーカップをもってぼーっと)
・おそばを食べる時(お箸をつかう)
・パソコン作業をする時(ディスプレイをみながら打ち込み)

実際に動作をしてもらいながら椅子のアジャスターを動かし、自分の
ジャスト「差尺」を計ってもらいます。
ちなみに一般的に「差尺」は270~300mm程度が良いとされています。
みんなのこれだ!という「差尺寸法」を集計して出した寸法は以下の通り

・洋食を食べる時    → 268mm (一般的な差尺に近い)
・コーヒーを飲む時   → 252mm (カップを下す時、肘に余裕を)
・おそばを食べる時   → 260mm (そばを箸で掬うのに余裕が必要)
・パソコン作業をする時 → 301mm (差尺が小さいと猫背になってしまう)

なかなか良い寸法になったと思います、人の動きと寸法の値の関連が明確に分かります。

「差尺」を知ると「寸法」に興味を持ち、寸法をきめる「設計」が楽しくなる!
そんな好循環を期待しています(^^)

Category
その他手描きスケッチ
Tag
2019.9.6

見学した「鎌倉山の茶室」のスケッチです。

3間×5間のシンプルな寄棟屋根のしたに、座敷、鞘の間、茶室
水屋が淀みなく納まっています。
京間なのでゆったりとした印象です。

断面をみると座敷の天井高さは2300mm内法は1760mm
お茶室は天井高さ1880mm内法は1470mm
この押さえた高さ寸法があの独特な茶室の世界を生み出している
のですね。

お茶室の壁に穿たれた窓、枠レスで景色を切りとる様子は
ジェームスタレルの開口のよう

踏み石もインスタレーションのように自由に配置されて
います。

鞘の間にあるコーナーブラケット、簡素で美しい照明です。

座敷の床柱廻りの納まり、こうした細かいディテールが空間
に心地よい緊張感を生んでいます。

Category
吉村 順三手描きスケッチ
Tag
2019.9.5

一月ほど前、建築仲間のSさんに声を掛けて頂き吉村順三さん設計、
中村外二さん施工の「鎌倉山の茶室」を見学する事ができました。
手前のRC造の建物も吉村さん設計、奥に見えるのが茶室です。

8畳の座敷、スパッと切れ味の鋭い意匠。
よく見ると地袋の底板が1寸浮いていたり、棚板が背面の壁から1mm
程度離れていたり、こうした細やかなディテールが空間の質を生み
出しているのですね。

唐紙のふすまも可愛らしい意匠です。

奥に進むと四畳半の茶室、北側の暗い部屋に京壁にポカリと
穿たれた窓から美しい光が入ってきます。

露地から待合、茶室へのアプローチ
5尺(1500mm)の高さの塀で囲われた奥行き8尺(2400mm)ほどの
庭が非日常の空間を演出しています。

こちらは別棟のギャラリー、緑を切り取る横長の窓が絶妙です。
吉村さんの品のある空間と外二さんのシャープなディテールを
堪能した大満足の一日でした。

Category
吉村 順三
Tag
2019.9.1

事務所でよく聴いているJAZZミュージシャンといえば
ビルエヴァンス・チェットベイカーそしてノラジョーンズです。
このアルバムはノラジョーンズがいろいろなミュージシャンと
コラボした曲を集めたもの、音楽を肩ひじ張らずに楽しんでる
様子が伝わってきます。
とくにレイチャールズとの曲はたまりませんよ(^^)

Category
手描きスケッチ音楽
Tag
2019.7.19

街中にある敷地の周辺を描いた鳥瞰パース、
建物をひとつひとつ地道に描いてゆくと街の風景が浮かび上がります。
手描きって楽しいです(^^)

Category
手描きスケッチ
Tag
2019.7.8

「えんがわ薬局」の俯瞰パースです。
パースの良いところは一目で建物の様子が分かるところ、
人や植栽、動線などを書き込むと平面図や立面図より
伝わりやすいかもしれません。
また手描きとする事で建物の体温のようなものを感じて
貰えればと思っています。

また設計者にとってもパースを描くことで建物を立体的に
把握し、自分が何をしたくてこの計画を進めているのかを
再度認識する事ができます。
今後もコツコツ描いてゆこうと思います!

Category
えんがわ薬局手描きスケッチ
Tag
2019.7.6

1955年竣工の「自由が丘の家」
ピアニストのための23坪の小住宅、この規模にも拘わらずグランドピアノ
2台置けるスペースがとられています。
住宅遺産トラストさんのイベントで3回ほど見学をしたことがあるのですが、
本当にとろけるような居心地の良さ、雨の日にソファで佇んでいた時は
「このまま泊まりたい」(笑)と本気で思いました。

小住宅ですが心地良いスペースが各所にあります、僕は玄関から窓際のソファ
コーナーまでの道のりがとても好きです。
玄関を抜けると2段トントンと下がってリビングへ、そこはピアノの演奏のために
たっぷりとした吹き抜け空間になっています。
さらに奥へすすむと今度は天井高さ2100ミリ程度にぐっと抑えられたソファコーナ
ーへ、天井は光を吸い込むような板張りの暗いオイルステン仕上げ。
そしていままでの進行方向へぐるりと背中を向けて窓際のソファへ腰を下ろします。

背中には障子越しにしとしとと降る雨の音、
左の手元には低い照明からオレンジの灯り、その光がざらっとしたコンクリート
の壁を照らし「守られている・・」という安心感があります。
これではす向かいにある暖炉の火がパチパチと燃えていたら・・・

どうだ、というこれ見よがしな所はどこにもありません。
簡素な素材を使い、空間のプロポーション、人の動線、光の陰影、を人の生活の心
に寄り添いながら丁寧に計画して行くことでこれだけ質の高い空間をつくれるのだ
というお手本のようなお家でした。
小さく簡素でとろけるような居心地の家、僕にとって宝石のような住宅です。

Category
吉村 順三手描きスケッチ
Tag
2019.6.19

名作住宅トレース、ルイス・カーンの「フィッシャー邸」
糸杉でおおわれた2つの木箱を45度傾けてくっつけたなんとも
魅力的なお家です。

フィッシャー邸ではカーンが50年代に追求した2つの手法
・空間を分ける (スリーピングブロック リビングブロック)
・正方形から始める 
とともに
・斜めの配置(斜めの見えがかり、奥行き)
が使われています。
「斜めの配置」を使うことで幾何学の固さがゆるまり、また外壁が
すべて違う方向に向くことで様々な表情の光が室内へ入ってきます。

良い建築はプランが美しく何度眺めても飽きることがありません、きっ
と建築家の人柄や哲学のようなものが詰まっているからなのでしょうね。
今後も名作住宅トレースを続けてプランの奥にあるものを紐解いて
行きたいと思います。

Category
ルイス・カーン手描きスケッチ
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2019.6.6

「プレゼンテーション」の授業もいよいよ中盤、
今回の授業ではアクソメという図法を覚えてもらいます。
ただ自由に書いてというと、ほぼほぼ真四角、キューブ上の建物
を描き上げる学生さんが多数・・・
もちろんキューブの形態がスッキリして意匠的に良い、という思い
もあるのだと思いますが実は
「屋根の掛け方、書き方が分からない」
「なんだか面倒くさそう(笑)」
というのが本音では(^^ゞ
そこで今回の授業では屋根の掛け方を覚えてもらいます。
「切妻」・「寄棟」・「片流れ」・「方形」
日本の気候を考えるとやはり屋根は掛けるべき、屋根の美しさを
感じ取ってくれる若い世代が育ってくれると嬉しいです。

Category
手描きスケッチ
Tag