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2019.7.19

街中にある敷地の周辺を描いた鳥瞰パース、
建物をひとつひとつ地道に描いてゆくと街の風景が浮かび上がります。
手描きって楽しいです(^^)

Category
手描きスケッチ
Tag
2019.7.8

「えんがわ薬局」の俯瞰パースです。
パースの良いところは一目で建物の様子が分かるところ、
人や植栽、動線などを書き込むと平面図や立面図より
伝わりやすいかもしれません。
また手描きとする事で建物の体温のようなものを感じて
貰えればと思っています。

また設計者にとってもパースを描くことで建物を立体的に
把握し、自分が何をしたくてこの計画を進めているのかを
再度認識する事ができます。
今後もコツコツ描いてゆこうと思います!

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えんがわ薬局手描きスケッチ
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2019.7.6

1955年竣工の「自由が丘の家」
ピアニストのための23坪の小住宅、この規模にも拘わらずグランドピアノ
2台置けるスペースがとられています。
住宅遺産トラストさんのイベントで3回ほど見学をしたことがあるのですが、
本当にとろけるような居心地の良さ、雨の日にソファで佇んでいた時は
「このまま泊まりたい」(笑)と本気で思いました。

小住宅ですが心地良いスペースが各所にあります、僕は玄関から窓際のソファ
コーナーまでの道のりがとても好きです。
玄関を抜けると2段トントンと下がってリビングへ、そこはピアノの演奏のために
たっぷりとした吹き抜け空間になっています。
さらに奥へすすむと今度は天井高さ2100ミリ程度にぐっと抑えられたソファコーナ
ーへ、天井は光を吸い込むような板張りの暗いオイルステン仕上げ。
そしていままでの進行方向へぐるりと背中を向けて窓際のソファへ腰を下ろします。

背中には障子越しにしとしとと降る雨の音、
左の手元には低い照明からオレンジの灯り、その光がざらっとしたコンクリート
の壁を照らし「守られている・・」という安心感があります。
これではす向かいにある暖炉の火がパチパチと燃えていたら・・・

どうだ、というこれ見よがしな所はどこにもありません。
簡素な素材を使い、空間のプロポーション、人の動線、光の陰影、を人の生活の心
に寄り添いながら丁寧に計画して行くことでこれだけ質の高い空間をつくれるのだ
というお手本のようなお家でした。
小さく簡素でとろけるような居心地の家、僕にとって宝石のような住宅です。

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吉村 順三手描きスケッチ
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2019.6.19

名作住宅トレース、ルイス・カーンの「フィッシャー邸」
糸杉でおおわれた2つの木箱を45度傾けてくっつけたなんとも
魅力的なお家です。

フィッシャー邸ではカーンが50年代に追求した2つの手法
・空間を分ける (スリーピングブロック リビングブロック)
・正方形から始める 
とともに
・斜めの配置(斜めの見えがかり、奥行き)
が使われています。
「斜めの配置」を使うことで幾何学の固さがゆるまり、また外壁が
すべて違う方向に向くことで様々な表情の光が室内へ入ってきます。

良い建築はプランが美しく何度眺めても飽きることがありません、きっ
と建築家の人柄や哲学のようなものが詰まっているからなのでしょうね。
今後も名作住宅トレースを続けてプランの奥にあるものを紐解いて
行きたいと思います。

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ルイス・カーン手描きスケッチ
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2019.6.6

「プレゼンテーション」の授業もいよいよ中盤、
今回の授業ではアクソメという図法を覚えてもらいます。
ただ自由に書いてというと、ほぼほぼ真四角、キューブ上の建物
を描き上げる学生さんが多数・・・
もちろんキューブの形態がスッキリして意匠的に良い、という思い
もあるのだと思いますが実は
「屋根の掛け方、書き方が分からない」
「なんだか面倒くさそう(笑)」
というのが本音では(^^ゞ
そこで今回の授業では屋根の掛け方を覚えてもらいます。
「切妻」・「寄棟」・「片流れ」・「方形」
日本の気候を考えるとやはり屋根は掛けるべき、屋根の美しさを
感じ取ってくれる若い世代が育ってくれると嬉しいです。

Category
手描きスケッチ
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2019.6.4

大林宣彦監督の映画「異人たちとの夏」を見ました。
急に独白の場面が出てきたり、けっこうなホラーテイストがあったり
久しぶりに口をあんぐりと開いて観ました(笑)
だからといってドタバタかというとそんな事はなくノスタルジーのある
ぐっと惹きこまれてしまうとても良い映画でした。

主人公がひょんな事から12歳の時に交通事故で死に別れた両親と会う
お話なのですが、家族でちゃぶ台を囲む場面がなんとも良いのです。
瓶ビール、たばこ、陶器の灰皿、かっぱ巻き、爪楊枝・・・
うちの実家もこんなんだったなぁ~と家族の原風景のようなものを
感じさせてくれます。
夏も近づいてきたこの季節、ビールを飲みながら異界を味わってみて
はいかがでしょうか(^^)

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手描きスケッチ映画・絵画
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2019.4.15

先週講師をしている学校の入学式がありました。
桜の季節に、晴れ晴れとした姿の新入生を見ると春だなぁと感じます!

僕が受け持っているのはプレゼンテーションの授業、おもにプレゼン
の作り方、パースの描き方などを教えています

昨年の生徒さんの最初の頃の提出課題と、最終の提出課題をみると明らかに
パースの表現がうまくなっていて感慨深いです。
今年もあらたな1年生を迎え、なにより楽しく授業を受けてもらえるよう
準備を進めたいと思います(^^)

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その他手描きスケッチ
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2019.4.5

名作住宅トレース、今回はルイスカーンの「エシェリック邸」
明快なコンセプトとプラン、抽象画のような美しい佇まい。
何度も写真集を眺めている大好きな住宅です。

プランは1、2階とも西側から4分割にゾーニングされており、カーンの言う
「サーバントスペース」(仕えられる空間)「サーブドスペース」(仕える空間)
が交互に並ぶ構成。
またカーン独特のFIXガラスの「見るための窓」開閉木戸の「通風の窓」を
組み合わせる開口部もこの住宅で完成したとの事、
「通風の窓」は雨掛かりを避け引っ込むため堀の深い印象的な外観が生まれます。

断面を見ると高さはずいぶん小ぶりなサイズ、最高高さが6m程度
実際に眺めるととても良いスケール感なのでしょうね。
また階段も見どころ満載(笑)、手摺と柱、壁と木板、柱と木板、
各パーツの接合部が丁寧に納まっておりこうした細かいディテール
が凛とした美しい空間を支えているのですね。
いつか実際の空間を体感してみたいです!

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ルイス・カーン手描きスケッチ
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2019.3.20

名作住宅トレース、今回は吉村順三さんの「国際文化会館住宅」
坂倉準三、前川國男、吉村順三が共同設計した「国際文化会館」に隣接する館長、
副館長のための住宅ですが残念ながら現存せず。
1.5寸勾配のスカッとした表情の木造モダンのファサードが少しずれながら2棟
並ぶ姿が美しいです。

構成は総2階(50坪程度)の2棟が中央の女中棟で連結されるというもの。
写真の外観からはもう少し小ぶりな大きさかと思いましたがトレースして
みるとゆったりとしたプランニングであることが分かります。
間仕切りの建具を全開放としてレセプション時の利用も想定していたよう。

女中室、それぞれの棟のキッチンからバックヤードへの動線の捌き方が絶
妙です、吉村さんの設計はいつもこうした実際の生活への視線、愛情を感
じます。

断面を見ると南面の軒高は5400と低く抑えられ、内部は真壁と大壁併用の
独特のインテリア、よく見ると1階の張り上端はバラバラで天井裏のフトコ
ロがほとんどありません。

素材も屋根垂木の下にアルミ箔を張り付けていたり、三井ボードなる新建
材?を使っていたり、窓下にラジェーターグリルをつけたりトータルにいろ
いろなチャレンジをしているのが分かります。

同じ建築家のトレースを何件か続けているとその建築家のくせのようなもの
や、何を大切にして設計を組み立てていたのかが段々と分かってきます。
今後も名作住宅トレースで学んでゆこうと思います!

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吉村 順三手描きスケッチ
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2019.3.2

エスキスとは設計における「下書き」や「スケッチ」を指す言葉。

プランニングの依頼を受けるとまず敷地へ脚を運び、日照や通風、眺望など
の環境的な条件と、建蔽率や道路斜線など法規的な条件を把握します。
敷地の条件を把握したらクライアントさんの要望、予算をもとにエスキスに
取りかかります。

まとまった時間の取れる日に1/200の敷地図をトレーシングペーパーの下に
挟みいそいそと線を引き始めます。
下絵なので細かい点や紙の汚れは気にせずにとにかく手を動かし線を重ねて
ゆきます。

敷地への屋根の佇まいや、開口部が切り取る風景をイメージしながら複数
案をまとめてゆくと自分の手が敷地に馴染んでゆく感じがします。
7・8案書いてみて、これならいけそうという1・2案をブラッシュアップし
てゆくという感じです。

この敷地図の上に何度も線を重ね手を練ってゆく作業を繰り返すと、敷地の
持つキャラクターや、消去法を経てその場所にふさわしい形、佇まいがみえ
てくるような気がします。
これはいきなりCADではだめで、やはり鉛筆で紙に・・でないと掴めない
感覚だと思います。
それに自分のアイデアを紙に書き込むという作業は単純に面白いですしね(笑)
「眼を養い手を練れ」この言葉を胸に今日も設計に励みます。

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手描きスケッチ
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